今回は、刺繍作家 森本繭香さん著者『草花と動物たちの刺繡ガーデン』より「マウス」を刺繍し、その後ワッペンを作りました。
私自身、作家さんの図案を刺繡するのは初めてでしたが、動物の毛並みの縫い方や単色で体全体の形を表現するコツなど、新たな発見が多く、とても勉強になりました。
この記事では、私流!キレイに仕上げるための図案の写し方や、ワッペンの作り方についてご紹介しています。
また、作ったワッペンをポーチに貼り付けてみたので、合わせてご覧ください♪
用意したもの
刺繍の際に用意したものは、以下の通りです。
- 刺繍道具(針/刺繍枠/ハサミなど)
- DMC刺繍糸
- チャコペン
- 図案(草花と動物たちの刺繡ガーデンより)
- 接着芯
- オーガンジー布
ワッペン作りの際に用意したものは、以下の通りです。
- 布用ボンド
- アイロン接着シート
- アイロン
- アイロン台
- あて布
私流!キレイに仕上げるための図案の写し方
通常は、コットン素材の布を使って刺繍しますが、今回はオーガンジー生地を使います。
その理由は、ワッペンを作る際に裏面の布の処理がボコボコになるのが嫌だったからです。
ですが、オーガンジー布にはインクが滲むので図案が写せないのと、ワッペンを作る際に直接アイロンをかけることができないので、接着芯とセットで使います。
早速ですが、接着芯に図案を写していきます。
マスキングテープで接着芯がズレないよう固定し、水性のチャコペンを使って図案を写します。
図案:森本繭香さん著者『草花と動物たちの刺繡ガーデン』より
接着芯が透けるので、キレイに図案を写せます!
図案が写ったら、接着芯の上にオーガンジー布を被せて縫っていきます。
今回は、本に載っている刺繍糸がなかったので、本に記載されている色とは別の色で刺繍しています。
刺繍完成
刺繍が完成しました。
図案の跡が残っているので、水に濡らしてチャコペンを落とします。
DMC刺繍糸番号
- 毛3033
- 胸毛3865
- しっぽ/耳毛841
- 目840
- 手/足/耳3770
- スプーン持ち手754
- スプーン677
ワッペンの作り方
次に、仕上がった刺繍作品をワッペンにしていきます。
『クロバー アイロン接着シート』を使ってワッペンを作ってみたので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 刺繍した布をカットする
刺繍した布をハサミでカットします。
刺繍作品よりも少し大きめに切りましょう。
私の場合は、接着芯とオーガンジー生地が一緒になっているので、とりあえず接着芯だけ切っています。
2. 布に切り込みを入れる
上の画像のように、布全体に切り込みを入れていきます。
細かく切り込みを入れると、キレイに仕上がりますよ!
3. 刺繍の裏側に布用ボンドを塗り、内側に折り込む
次に、裏の処理をしていきます。
刺繍の裏側に布用ボンドを塗って、内側に折り込みます。
ここでのポイントは、以下の2つです。
- ボンドはすぐに固まってしまうため、ちょっとずつ塗る
- 表にした時に、裏の布が見えないようしっかり折り込むこと
裏の処理が終わったら、ボンドが完全に乾くまで待ちます。
私の場合は、ここでオーガンジー生地をカットしました。
アイロンをかける際に、生地が溶ける恐れがあるため、余分な生地をしっかりとカットしました。
4. 接着シートを切る
作品のサイズに合わせて接着シートを切ります。
使用しているのは、『クロバー アイロン接着シート』です。
5. 接着シートを刺繍作品に貼り付ける
あて布→刺繍→接着シート→あて布の順に並べたら、アイロンをかけます。
シートは、上の画像の通り、透明な接着シートを刺繍側に、ハク離紙をあて布側に置きます。
ここでちょっと失敗してしまったのですが、アイロンを中温で20秒ほどかけてしまいました。
接着シートが若干溶けてしまい、あて布に貼り付いてしまいました。
ここではあくまでも仮止めするイメージで、軽くアイロンがけをしましょう。
6. はみ出たシートをカットする
はみ出た接着シートを、刺繍作品に合わせてカットして、ワッペンの完成です。
ポーチに刺繍ワッペンを付けてみた
完成した刺繍ワッペンを、ポーチに貼ってみました。
ワッペンにあて布を被せ、中温で約20秒間アイロンをかけます。
ポイントは、ワッペンが剝がれないよう、アイロンを強く抑えながらかけましょう。
まとめ
以上、キレイに仕上げるための図案の写し方や、ワッペンの作り方、作ったワッペンをポーチに貼り付ける方法についてご紹介しました。
ワッペンは、アイロンと接着シートだけで簡単に作ることができるので、作った刺繍の使い道に悩んでいる人にもおすすめです。
刺繍ワッペンをキレイに仕上げる一番のポイントは『裏の処理をしっかりする』こと。
私自身、ワッペンを作った経験はまだ少ないですが、今後も挑戦して、もっと上達していきたいと思います。